【オーディブル】『老後とピアノ』趣味がない大人女性におすすめの3冊
- 何も楽しみがなくて毎日つまらない
- 一人でもできる趣味がほしい!
この記事では、趣味がないと悩む大人女性におすすめのエッセイを3冊紹介します。
オーディブルの「聴く読書」でみなさんの新しい趣味をみつけましょう。
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1.『老後とピアノ』稲垣えみ子著(2022年)
私にとってピアノとは、老い方のレッスンなのかもしれない。
老後とピアノ「プロローグ」より
稲垣えみ子さんは朝日新聞社で、論説委員、編集委員をつとめ、2016年に50歳で退社しました。稲垣さんはミニマリストで小さな暮らしを実践しており、著書も多数あります。トレードマークのアフロヘアは、稲垣さんにとって自由と開放の象徴だそうです。
稲垣さんは53歳の時に、ずっとやりたかったピアノを小学生以来40年ぶりに再開します。毎日必死で練習しても指は動かず、頭は働かない。それでも「老後の楽しみ」を超えた練習を続け、発表会にも参加します。「今ここ」に集中して生きる稲垣さんの言葉は軽やかで若々しく、「私もこんなふうに生き生きと歳を重ねていきたい」という希望になりました。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 7時間21分 |
誰だって、いくつになったって、下手くそだって、ピアノを弾く意味というものがちゃんとあるのだ。
(中略)
何があっても、ちゃんと前を向いて、不器用でもかっこ悪くても朗らかに生きていくことができそうな気がしてくる。
付録1では稲垣さんが選んだ曲がまとめて紹介されています。YouTubeなどで楽曲を聴いてから本を読むのもおすすめです。目次は以下の手順でご覧ください。
また何かにチャレンジしたくなる1冊です。
『老後とピアノ』の表紙は、シンプルでおしゃれなデザインがとても素敵です。本選びに迷ったときには、好きな表紙のものを選ぶのがおすすめ。「本をジャケ買いしよう。」というコンセプトのbookface(ブックフェイス)では、書店で本を探すような感覚で新しい本との出会いを楽しめます。カラフルな本の表紙が並ぶbookface(ブックフェイス)のホームページは、眺めているだけでもワクワクします!
2.『自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん』銀色夏生著(2022年)
私も自然農をやって、内側から湧き上がってくる豊かさを感じたい。
自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん「私が自然農を始めたいきさつ」より
「つれづれノート」は詩人・銀色夏生さんのエッセイシリーズで、長年多くの読者に親しまれてきた作品です。日々の出来事や銀色さんの人生観がつづられていて、私も若い頃によく読んでいました。
オーディブルで久しぶりに銀色さんの本に再会し、懐かしい気持ちで聴きました。この本では銀色さんの出身地である宮崎県で自然農に挑戦しています。自然農とは、化学肥料や農薬を使用せずに、自然の力を最大限に活用して作物を育てる農業方法です。銀色さんは「ある日感じた孤独感を払しょくする何か」を探し、自然農にたどり着いたそう。そして自然農を通じて「とても深い安心感」を得ていきます。
『自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん』では付属の資料として銀色さんの畑のイラストや写真、収穫した野菜で作った料理の数々を見ることができます。資料の枚数が多いので、Wi-Fiのあるところで表示するのがおすすめです。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 4時間34分 |
春から、私はひとりの私の人生に戻る。
(中略)
私をずっと満たしていた仕事と子育てがなくなっても、私の命そのものだけで得られる充実感が欲しい。それがあれば孤独ではなくなるというような何か。他に依存しない、一生ものの何か。
オーディブルでは「つれづれノート」37巻〜39巻も聴くことができます。
3.『海へ、山へ、森へ、町へ』小川糸著(2013年)
これは、料理の神様に選ばれた愛弟子たちを探し、会いに行く旅である。
海へ、山へ、森へ、町へ「南の島の幸せ工場 ペンギン食堂」より
イタリアの文学賞を受賞した小説『食堂かたつむり』で知られる小川糸さんの作品には、いつもおいしそうな食べ物が登場します。『海へ、山へ、森へ、町へ』は、料理好きな小川さんが旅先で出会ったおいしい料理と、その作り手との交流を描いたエッセイです。小川さんの言葉は穏やかで優しく、疲れた心と身体をそっとほぐしてくれます。
最近では手抜き料理ばかりの私ですが、小川さんの「食」へのこだわりや丁寧な暮らしを見習いたくなりました。「コーヒーの香りが漂う町 喫茶の町 ぬくもり紀行」は愛媛県松山市が舞台です。小川さんの歩いた道をたどる旅も楽しそうですね。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 4時間34分 |
おなかがいっぱいで気持ちいい状態から、愛しさや安らぎが生まれる。おなかが満たされていれば争いだって起こらない。私は、人を平和に導くものは食べ物だと信じている。
美しい日本語と、透明感のあるナレーションが耳に心地よい作品です。
まとめ
- 『老後とピアノ』稲垣えみ子著(2022年)
- 『自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん』銀色夏生著(2022年)
- 『海へ、山へ、森へ、町へ』小川糸著(2013年)
今回は趣味がないと悩む大人女性におすすめのエッセイ3冊をご紹介しました。オーディブルでは20万以上の作品が聴き放題の対象となっています。ぜひ興味のある趣味の本を見つけてください!
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