【オーディブル】『山の上のパン屋に人が集まるわけ』働き方に悩む大人女性の背中を押してくれる3冊
いつまで働けるのか、今の仕事を続けていくのか、新しいことにチャレンジするのか、これからの働き方について考えている大人女性も多いと思います。
私も年齢による心身の不調、子どもの成長にともなう家庭環境の変化、親の介護など、仕事と家庭のバランスについて迷うことが増えました。
- 今から新しい仕事を始めるのは不安
- 年齢を重ねても続けられる仕事をしたい
今回はこれからの働き方に悩む大人におすすめの3冊をご紹介します。
自分の人生と仕事について考えるきっかけになれば嬉しいです。
- 朗読で楽しむ聴く読書
- 30日間無料体験
- 月額1,500円(税込)
- 20万以上のタイトルが聴き放題
オーディブルの詳しい始め方はこちらの記事で紹介しています⬇
➤【オーディブルの魅力と使い方】大人女性におすすめの聴いて楽しむ読書
1.『山の上のパン屋に人が集まるわけ』平田はる香(2023年)
いろんな人がこの場所に来る理由をつくるために、ここでお店を開こうと思ったのです。
わざわざオンライストアより
長野県の山の上で「わざわざ」というパンと日用品の店を営む著者の平田はる香さん。店名には「わざわざ来てくださってありがとうございます」という意味が込められています。2009年に1人の主婦が移動販売から始めたお店は、今では3つの実店舗とオンラインストアを経営するまでに。
『山の上のパン屋に人が集まるわけ』は起業や経営の方法を記した本ではありません。1人の女性が試行錯誤しながらお店を続けていく経緯や思いが、平田さん自身の半生とともにつづられています。
現在の平田さんは「知る人ぞ知るお店」はもう辞めて、社会を変えるために活動の規模を大きくし、社会に対する認知度を上げることを目指して活動中。Webマガジンのインタビューでは「ていねいな暮らし」よりも「それぞれの人に沿った『よき』を探しましょう」と話しています。
オーディブルでは朝日新聞社「好書好日」のポッドキャスト『本好きの昼休み』で平田さんの声を聴くことができるので、こちらもぜひ!
「好書好日」#44 【ゲスト】平田はる香さん「山の上のパン屋に人が集まる理由」を語る(その1)
「好書好日」#45 【ゲスト】平田はる香さん 年間3万人来客の人気店「わざわざ」のビジネス論(その2)
「わざわざ」オンラインストアでは平田さんが本当によいと思うものだけを扱っています。温かくナチュラルな雰囲気がとても素敵なので、ぜひのぞいてみてください。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 4時間24分 |
この本では「心」を記そうと思います。
できるだけ忠実に私の心の変遷を描きたい。
内実に沿った情景を忠実になぞるような言葉を選んで記すことができたならば、それは読んだ人の数だけ形を変え、誰かの役に立つことができるかもしれない。
できることからはじめよう!と思える作品です。
「サイボウズ式ブックス」とは、サイボウズというIT起業が「はたらくを、あたらしく。」をコンセプトに本を作る出版レーベルです。
2.『手紙屋』~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 喜多川泰(2007年)
はじめまして、手紙屋です。
私は希望される方と、“手紙のやりとり”をすることを仕事としています。
お送りする手紙は全部で十通。
その十通の手紙で、あなたが人生で実現したいことを実現するお手伝いをさせていただきます。
Amazon.co.jp
就職活動中の主人公・ 諒太が「手紙屋」との文通を通じて「働くとはどういうことか」を考え、自らの生き方を見出していく物語。
小説『手紙屋』はこれから仕事を始める若い人に向けて書かれた本ですが、50代の私も学ぶことや考えさせられることがたくさんありました。年齢を問わず誰もが悩む人生や仕事について、自分で考え生きる方向を示してくれる作品です。
主人公と「手紙屋」のやりとりは、読んでいるだけで自分も成長したような気分に。たとえわずかな変化であっても、それを積み重ねていけば未来は変わってくるかもしれません。新しくなにかにチャレンジしてみたくなる1冊です。
オーディブルでは章のはじめに短いメロディが添えられていて、朗読劇を聴いているような楽しさも。手紙の朗読は自分に語りかけられているようで、ひとりで落ち着いて聴くのがおすすめです。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 5時間39分 |
人生のスタート地点はそれぞれ違います。
でも、どこからスタートしても自分のめざすゴールにたどり着くことができるのです。
何歳になっても生き直すことはできる、と思わせてくれる1冊です。
3.『あすは起業日!』森本萌乃(2024年)
うまくいくサービスっていうのは、作った自分自身を救うんだってさ。
Amazon.co.jp
広告代理店を退職後、選書サービスで起業した著者の森本萌乃さん。『あすは起業日!』はその体験をもとに書かれたビジネス小説です。
「スタートアップ」(新しいビジネスモデルをもとに、短期間で急成長することを目標とした企業や団体)や「エンジェル投資家」(創業間もない企業に資金を提供する個人投資家)など聞き慣れない言葉もありますが、本好きな女性が起業するまでの挑戦と苦悩が生き生きと描かれています。
森本さん自身も2017年に副業として選書サービス「チャプターズ」を始めます。当時勤務していたスタートアップ企業をコロナ禍で解雇されたことをきっかけに、事業を本格化。現在の会員数は5,000名を超えるまでに成長しています。選書と出会いを組み合わせたユニークなサービスを展開中で、2024年にはカフェ「チャイと選書」がオープンしました。
小説の主人公・スミレは20代後半と若いですが、私も自分の働き方について考える上でのヒントをもらったような気がします。これからの働き方に悩んでいる方、自分で始めたい仕事がある方におすすめの作品です。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 5時間39分 |
思い返せばここが、スミレの人生を変えるターニングポイントになるのだけれど。
ピンチはチャンスなんて所詮結果論だ。グラデーションの始まりが、いつだって混じり気のない単色であるように。眩しい朝日が、夜の暗闇から生まれるように。
一歩踏み出す勇気をくれる1冊です。
まとめ
- 『山の上のパン屋に人が集まるわけ』平田はる香(2023年)
- 『手紙屋』~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 喜多川泰(2007年)
- 『あすは起業日!』森本萌乃(2024年)
今回これからの働き方に悩む大人女性におすすめの本を3冊ご紹介しました。
自分や家族が病気になったり、社会が急速に変化していったり、生きていくうえで不安なことはたくさんあります。でも少し見方を変えることができれば、新しい生き方をみつけるきっかけになるかもしれません。
本の力をかりて一緒に乗り越えていきましょう。
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