【オーディブル】『ツバキ文具店』本の世界を楽しむ大人旅
若い頃は旅行が好きだったけれど、もう何年も旅をしていないという方も多いかもしれません。
大人の旅はゆったりとした時間の中で、自分自身と向き合える貴重なひとときです。
今回は久しぶりに旅に行きたくなる本を3冊ご紹介します。
この機会にみなさんも大人の一人旅を計画してみませんか?
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➤【オーディブルの魅力と使い方】大人女性におすすめの聴いて楽しむ読書
1.『ツバキ文具店』小川糸(2016年)
鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。
今日も風変わりな依頼が舞い込みます。
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『ツバキ文具店』は鎌倉が舞台。主人公・雨宮鳩子(愛称:ポッポちゃん)は祖母から受け継いだ文具店で代書屋を営んでいます。山のふもとにある小さなツバキ文具店には様々な事情を抱えた依頼主がやってくる。鳩子は彼らの話をじっくり丁寧に聞き、心を込めて手紙を代書します。
『ツバキ文具店』に登場する個性豊かな鎌倉の人々も魅力的。鳩子の家の隣に住む陽気な「バーバラ夫人」、気難しいけれど実はやさしい「男爵」など、家族のような住人たちとの交流が心温まる物語です。
鳩子とご近所さんたちは鎌倉に実在するお店やお寺をたびたび訪れます。物語に登場する場所に私も行ってみたい!ということで、簡単な旅行プランを考えてみました。
✦ホテル:トーセイホテル ココネ 鎌倉(公式HP)神奈川県鎌倉市御成町7-10-1
いつも見ているYouTubeチャンネルで紹介されていたホテル。古都・鎌倉らしい雰囲気が素敵です。
✦モーニング:ガーデンハウス(公式HP) 神奈川県鎌倉市御成町15-46
鳩子がバーバラ婦人に誘われて訪れた緑豊かなレストラン。鳩子が食べた朝ごはんのトーストセットを食べてみたい!
✦ランチ:オクシモロン(公式HP)神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38 2F
鳩子とご近所のシングルファーザー・モリカゲさんが一緒に訪れたカレー屋さん。スパイスたっぷりの和風キーマカレーとプリンがとても美味しそうです。
✦ディナー:つるや 神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-3-27
代書のお礼に男爵が鳩子にごちそうしてくれたうなぎ屋さん。川端康成などの文豪も通った名店です。私はうなぎが大好物なので、こちらもぜひ行ってみたい!
鳩子たちが訪れたお店に行ってみたい!という私のような方のために、『ツバキ文具店の鎌倉案内』という本も出ています。お店の様子や料理が可愛いイラストで紹介されていて、あわせて読めば小説の世界がより楽しめます。
✦『ツバキ文具店の鎌倉案内』はオーディブルでは聴くことができません
『ツバキ文具店』を聴きながら、小説の世界を体験する鎌倉旅に出かけてみませんか?
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 8時間38分 |
「失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって。それに、誰かにおんぶしてもらったなら、今度は誰かをおんぶしてあげればいい」
俳優・多部未華子さんの透明感のある声が耳に心地よく、すっきりとした読後感です。
2.『猫を処方いたします。』石田祥(2023年)
大丈夫ですよ。だいたいの悩みは猫で治りますから。
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京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。この病院では仕事や人間関係の悩みを抱えた患者に、薬ではなく本物の猫が処方される。はじめは戸惑う患者たちも猫と過ごすうちにしだいに心が変化していく、というファンタジー要素もある物語です。
やわらかな京都弁と可愛らしい猫たちに癒やされるこの作品は、2023年に第11回京都本大賞を受賞しました。
温和なニケ先生と、無愛想な看護師・千歳が、患者になかば強引に猫を処方する様子はコミカルで楽しい場面。猫は特別なことはせず、ただ猫として居るだけ。そこに猫が居るだけで患者は自分自身や人間関係を見つめなおし、新しい一歩を踏み出していきます。
今年の春から我が家でも猫を飼いはじめました。もう本当にかわいい!家族が猫なで声で話しかけているのが聞こえると、とても幸せな気持ちになります。猫は私たち家族に新しいつながりをもたらしてくれました。
京都について調べていたら素敵なホテルとお店を見つけたのでご紹介します。
✦BOOK HOTEL 京都九条(公式HP)京都府京都市南区東九条烏丸町41番地
“本とエンタメと、読まずにはいられない読書ができるホテル”をコンセプトとして、2024年に京都に誕生したホテル。本を読むために京都に滞在するのもぜいたくな大人の楽しみ方ですね。
✦小川珈琲 堺町錦店(公式HP)京都府京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町 519-1
『猫を処方いたします。』の舞台・中京区にある珈琲店。錦市場からほど近い町家を改装したお店で、こだわりの珈琲が楽しめます。小説の舞台となった中京区に行った際に訪れてみたいお店です。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 8時間7分 |
「よく効きますよ。昔から猫は百薬の長って言いますからね。ああ、つまりそこらへんの薬よりも、猫のほうがよう効くいう意味ですわ」
猫好きはもちろん、そうでない方にもおすすめの1冊です。
3.『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』柳沢小実(2023年)
訪れるべき場所は世界中にまだまだある。さあ、そろそろ旅に出ましょうか。
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『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』の著者・柳沢小実さんは1975年生まれのエッセイスト。衣・食・住・旅・台湾にまつわる著書が30冊以上あり、海外旅行歴は35年だそう。
この本には「ゆったり旅の服装」「旅を自分らしくする」など、体力にも時間にも無理のない大人旅のアイデアがいっぱい。
なかでもすぐにまねできそうなのが「ごほうびホテルステイ」。平日や連休の前後は憧れのホテルもリーズナブルに利用できます。部屋でのんびりしたり、お買い物に行ったり。ホテルの豪華な朝食も特別感がありますよね。これなら一人でも楽しめそうです。
もうひとつまねしたいのが旅ノート。撮った写真をコンビニでシール紙に印刷したものをノートに貼るだけで、自分だけの旅の記録が簡単に作れます。
ちょっと難しそうですが、近いうちにチャレンジしてみたいと思います!
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 2時間5分 |
行く前も、旅行中も、帰ったあとも楽しい。
いま満足できるのは、暮らすような旅。
また旅に出たくなる1冊です。
まとめ
- 『ツバキ文具店』小川糸(2016年)
- 『猫を処方いたします。』石田祥(2023年)
- 『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』柳沢小実(2023年)
今回は、大人女性がまた旅に行きたくなるような本を3冊ご紹介しました。
日常からちょっと離れて、美味しいものを食べたり新しい景色を楽しんだりして楽しむのも大切な時間です。
旅は計画をたてるだけでも十分楽しめます。
みなさんも「いつか旅に行くとしたら」と考えてみませんか?
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