【オーディブル】『月の立つ林で』大人の眠れない夜におすすめの3冊
「眠れない」「なかなか寝つけない」と不眠に悩んでいませんか?
そこで今回は、眠れない大人女性におすすめの本を3冊ご紹介します。
心が落ち着く本、聴きやすい短編集を選びました。
寝る前に読書をすることで心身をリラックスさせ、穏やかな気持ちで眠りましょう。
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➤【オーディブルの魅力と使い方】大人女性におすすめの聴いて楽しむ読書
1.『月の立つ林で』青山美智子 著(2022年)
似ているようでまったく違う、
新しい一日を懸命に生きるあなたへ。
ポプラ社公式HPより
夜寝る前には読んでホッとするような小説がおすすめです。最近私は年齢のせいか集中力が続かなくなり、長編小説よりも短編集を選ぶことが多くなりました。
私が最初に青山美智子さんの本に出会ったのは『お探し物は図書室まで』でした。「仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室」が舞台の連作短編集で、2021年の本屋大賞で2位に選ばれた人気作品です。
本の表紙もとても可愛らしく、ミニチュア好きの私はつい見入ってしまいます。
残念ながら『お探し物は図書室まで』はオーディブルでは扱っていませんが、青山美智子さんの連作短編集『月の立つ林で』は読むことができます。
「長年勤めた病院を辞めた元看護師」「仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家」など5人の主人公が、新しくてかけがえのない日々を紡いでいく物語。登場人物たちは月について語るポッドキャスト『ツキない話』を聴くことでつながっています。
読んでいて心が温かくなるような短編集なので、疲れた心を癒やしくれる優しい物語が読みたい方におすすめ。毎日色々あるけれど、最後には前に向かって歩んでいく登場人物の姿は、読み終わると穏やかな気持ちになります。
大きな出来事や事件は起きないので、寝る前でも安心な1冊です。各話1時間〜1時間30分ほどなので、長い小説は苦手という方も読みやすいと思います。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 6時間39分 |
月の満ち欠けと同じで、どうにもならないこと、なるようにしかならないことって本当にたくさんある。だから、そこに委ねる勇気っていうのも必要なんじゃないかなと思います。
朝日新聞社「好書好日公式サイト」 青山美智子さん「月の立つ林で」インタビュー
「見えないつながり」を大切にしたくなる作品です。
2.『タルト・タタンの夢』近藤史恵 著(2014年)
男性が注文したデザートは、濃厚なチョコレートスフレだから、ベストチョイスだ。あれを食べた後は、エスプレッソを飲みたくなるだろう。
タルト・タタンの夢「タルト・タタンの夢」より
おいしそうな食べ物が出てくる小説も寝る前に読みたくなります。
『タルト・タタンの夢』は下町の小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」が舞台の連作短編集。客たちが巻き込まれた不思議な事件の謎を、変わり者のシェフ三船が解いていきます。
2021年に西島秀俊さんが主演したドラマ「シェフは名探偵」はこの小説が原作でした。ドラマでは続編の『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』のエピソードもでてきます。累計40万部を超える大人気シリーズで、オーディブルでは『ヴァン・ショーをあなたに』も読むこともできるので、こちらもぜひお試しください。
表題作「タルト・タタンの夢」のほか、「ロニョン・ド・ヴォーの決意」「割り切れないチョコレート」などタイトルだけでもおいしそうな7つの短編が収められています。
知らないフランス料理のメニューが出てきますが、料理の描写がわかりやすいので安心して読んでください。読み終わるとフランス料理に詳しくなった気がしますよ。
ちなみに題名のタルト・タタンはフランス発祥の伝統的なお菓子です。
型の中にバターと砂糖で炒めた(キャラメリゼ)リンゴを敷きつめ、その上からタルト生地をかぶせて焼いたフランスの菓子。ひっくり返してリンゴの部分を上にして食べる。
りんごの生産量が日本一の青森県弘前市では観光案内所が発行した「タルトタタンガイドマップ」があるそうです。なんとも美味しそうなガイドマップですね。タルト・タタンを食べるために青森県に行ってみたくなりました。
『タルト・タタンの夢』はミステリー小説ですが難しい謎解きはないので、寝る前に読んでもドキドキしません。読めばきっと「ビストロ・パ・マル」で身も心も温まる絶品料理を食べてみたくなりますよ。
ナレーションの読み分けも聴きやすいので、はじめてオーディブルを利用する方にもおすすめです。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 5時間31分 |
フォアグラも名物メニューのひとつだが、高級なフランス料理店のようにきれいなテリーヌになどしない。分厚く切ったのを、餅焼き網で炙り、同じく網で焼いたバゲットを添えて出す。
お料理の描写は聴いていると幸せな気持ちになりますね。
3.『ほろよい読書 おかわり』青山美智子 他4名 著(2023年)
“今夜はお疲れ様な自分を癒す、とっておきの一杯を”
双葉社ホームページより
2021年に刊行された『ほろよい読書』の第2弾で、お酒をテーマにした5つの短編小説が収録されているのが『ほろよい読書 おかわり』です。「お酒」をテーマにしているので、夜に聴くのがおすすめ。ちょっと大人向けの短編集になっています。
私はお酒が飲めませんが、どの作品も楽しく読めました。特に、思いがけない展開の朱野帰子さんの「オイスター・ウォーズ」が印象に残りました。「ほろよい」というよりは勢いのある話に引き込まれる作品です。寝る前に読むと頭が冴えてしまうかも。
お酒が飲めない青年が主人公の「きのこルクテル」は、青山美智子さんらしい心温まる小説なので、寝る前に読んでも安心です。
カクテルやジン、日本酒などの描写がとても美味しそうで、飲めないお酒も飲みたくなる、そんな短編集です。
お酒と読書の組み合わせは「大人の趣味」という感じがするので、私たち世代にぴったりではないでしょうか。
おすすめ度 | |
聴きやすさ | |
再生時間 | 6時間32分 |
苦い酒に苦い話、辛口の酒と甘口の話、あるいはその逆もある。メニューはよりどりみどり。どこから飲んでも、いや、どこから読んでも大丈夫。
お酒を楽しみながらほろ酔い気分でどうぞ。
タイマー機能の使い方
寝る前にオーディブルを利用する時には、タイマー機能が便利です。
カスタマイズから好みの時間を設定して保存しておくこともできます。
私はいつも30分のタイマーをかけて寝ています。
寝る前に読書をすることで、日常の悩みや不安から注意をそらし、ネガティブな感情から解放されます。より穏やかな気持ちで眠りにつくことができるので、ぜひお試しください。
まとめ
- 『月の立つ林で』青山美智子(2022年)
- 『タルト・タタンの夢』近藤史恵(2014年)
- 『ほろよい読書 おかわり』青山美智子、朱野帰子、一穂ミチ、奥田亜希子、西條奈加(2023年)
今回は「眠れない」「なかなか寝つけない」という悩みがある大人女性におすすめの3冊をご紹介しました。オーディブルでは20万以上の作品が聴き放題の対象となっています。寝る前に読みたい心が落ち着く作品をぜひ見つけてください。
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